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清水寺の門前におけるユースホステルの新築。
古材をふんだんに用い、内外装、外構、作庭まで伝統衣装の再現に取り組んだ。
更に厨房、什器、宿泊者のベッドなどの内装品に関しても、一つ一つ丁寧に大工工事で製作。
また、登り梁や地棟には元々の町家の地松を用いて架構を行い、
新築ながら古き町家の歴史を今に継続させた。
東本願寺の向かいに位置する仏具展（木造３階建入母屋造）。
建物の各所で漏水していたため、屋根の葺き替え、歪み突きなどの構造改修を行った。
プライベート空間では老朽化した水廻りのリフォームなどを行い、
店舗空間では以前の改築の際に付けられた外部のシャッター、アルミサッシ、
内部に張られたベニヤ、蛍光灯などを撤去して、
寛政二年（1790年）創業の伝統ある店に相応しい風格を持つ店構えに改修。
さらに、ばったり床机を新設した。
本願寺・東寺界隈景観建造物指定。（景観重要建造物事業助成事業）
３軒の町家の改築工事
オーナーの居宅として母屋の離れを３階建ての蔵と一体化する改築を行った。
宿として使用されている２軒目の町家「あずきや」では、
ユニットバス、洗面、トイレのもりかえ工事と建具の立て合わせを施工。
さらに、空家となっていた３軒目の町家では構造改修と内外装仕上げの全面改修をし、
併せて水廻りを新設して、あずきやの別館とした。
路地の門にも古建具の大戸を据付けた。