京都には木造を手掛けるたくさんの工務店があります。
貴重な文化財を手掛ける、優れた大工さんも大勢おられます。
私達はそのような京都の伝統技術を守り続ける技術者と共に歩んで参りました。
一方、京都には「文化財」とは呼ばれていないものの
町家をはじめとする古い建造物が数多く存在しています。
しかしこうした建物は、決して保存状態が良いものばかりではありません。
そして、それぞれの建物に必要な工事が待ったなしの状態でありながら、
工期も予算も充分ではない場合が往々にしてあります。
けれども私達は、求められた予算とスピードの中で必要な仕事に向かい続けてきました。
そのため、親方を務める大工職が、施工だけではなく、
調査も、お施主との打合せも、清掃も、全ての工程を手掛けています。
大工の仕事を疎かにせず、細かな段取りの面倒を厭わず、
一人ひとりがゼネラルに仕事が出来ること。
それが結果的にお施主のご要望を適える最善の道であると信じています。
このようにして山内工務店では、
お施主と「お互いの顔を見て、意見を交わす」ことを大切にしながら、
企画、調査、お見積り、工事への取り掛かりから、
工事中の打合せ、完了の確認、不具合の手直し、
将来必要となるかもしれない繕りのことまで、
どんなご相談でも誠実にお受けしたいと考えています。
そして、承ったご要望の一つ々々にお応えすることで
「一生のお付き合い」「世代を超えるお付き合い」を広げていきたいと願っています。